『177/TAKESHIS'』 [>>オススメ(2008年)]
こないだ北野武さんの『女たち』ってゆう本を読んだこともあって、無性に観たくなって久しぶりに観た映画『TAKESHIS'』。
(劇場で観た時の感想はこちら・その後、DVDで観た時の感想はこちら)
やっぱりこの映画は、凄いです!
“たけし死す?”
「自分自身、熱を出してる状態だったし、三日間一睡もしないという精神的におかしな状態で作った映画。」というような話が『女たち』の中で語られていたんですけど、その言葉通り、やっぱりムチャクチャなテンションの映画ですね。
その無茶苦茶なとこがまた凄い。
ここまでくると、面白いとか面白くないって言えませんね。
「なんだこれは?!」という体感型映画を目指したという北野武監督の言葉通り、
ラスト近くの銃撃シーンと夜空に輝く星座・・・
特にこだわったと言われている赤と青の色彩・・・
「“暴力”というイメージ付けされつつある自分の映画で、今回は、“暴力”というイメージを自分の映画から捨てるために、あえて痛みを感じない映画を作った。」と北野武監督自身おっしゃってますが、今回の映画は、“夢”だとおっしゃっている通り、痛みを感じない非現実的な暴力描写がされてます。
「映画を愛する人が作った素晴らしい映画がなければ、自分の映画なんて存在しえない。」と言い放つ北野武監督。
続けて、「自分の映画は、太陽ではない。」・・・と。
“ アウトスタンディング ”・・・自分自身の映画界での立ち位置を、そう表現する北野武監督の言葉は、とても印象深いです。
私もこの映画好きです。完成度がどうかは、よくわかりませんが、夢うつつを映画にしたものとしてはよく練られてると思うのです。たけしは不器用というか、ひたすら自分から出てくるものを作ってる監督だと思います。
by satoco (2008-11-07 07:57)
satoco様、nice!&コメントどうもありがとうございます!!!
>ひたすら自分から出てくるものを作ってる監督だと思います。
私も、そう思います。
本当に、この映画は“夢うつつ”を映画にしたものとしては、ちゃんと(?)しているとゆうかなんとゆうか・・・
私もやっぱりこの映画、理屈抜きに好きなんですよねぇ〜。
by u_yasu (2008-11-08 00:02)
ram様、nice!どうもありがとうございます!!
by u_yasu (2008-11-08 00:03)