『カノン』 [>>オススメ(2006年)]
ギャスパー・ノエ監督『カルネ』の続編『カノン』。
『カルネ』を観た時は、正直凄く衝撃を受けた。
でも、はっきり覚えているシーンは馬を殺すシーンだけ・・・。
あっ、後は、CAUTIONと書かれた文字ぐらい。
『カノン』のことはずっと気になってたものの、手を出すのをためらっていた。
『カルネ』が衝撃的すぎたから・・・というのと、近所のレンタルビデオ店に置いてなかったから。
月日が経って、頭の中の『カノン』の衝撃が薄れはじめた頃、話題になっていた映画『アレックス』を観た。
この映画にはやられました。凄く不快感を刺激され、正直、打ちのめされた感じ・・・。
で、今回、ようやく『カノン』に手を出しました。
『カノン』・・・いいです。いい映画でした。というか、『カルネ』・『アレックス』の中では一番好きです。
『カルネ』の世界よりも、どんどん闇の世界に落ち、堕落して行く主人公。唯一の生き甲斐であるひとり娘に対する禁断の愛・・・『カノン』の中でも、『カルネ』と同様、「劇場を出るなら30秒以内に出て下さい。今から衝撃的な映像が流れます。」という注意が流れます。
しかし、私はその後のシーンが一番印象に残りました。
詳しく書くとネタばれになってしまうので、書きませんが、タイトルでもある『カノン』の曲が流れるシーン・・・。
ギャスパー・ノエ監督・・・凄いです。
『アレックス』は、私は好きではありませんが、凄い監督です。
今度、『カルネ』・『カノン』と続けてちゃんと見直したいなと思いました。
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