『038_気まぐれ指数』 [>小説・エッセイ]
ハイ!今回も引き続き星 新一さんの本『気まぐれ指数』を読みました♪
いやぁ〜、参りました!!!
確か学生の頃にも、読み終わった後、
同じように叫んでたと思います。
ショート・ショートという分野を開拓し、
SF作家の第一人者として知られる星新一さんですが、
今回の『気まぐれ指数』は、昭和36年に新聞の連載小説として書かれた
長編犯罪コメディになっています。
犯罪小説だけど、誰も死なないし、傷つかない、
このストーリーと登場人物の組み合わせ方は絶妙だと思います。
ビックリ箱を作るアイデアマンであり、
雑誌で犯罪批判をするという
変わった趣味を持つ一人の青年、黒田一郎。
ある日、そんな彼のもとに、一通のファンレターが届く。
“失礼ですが、子供にもできる批評です。
それというのも、先生に犯罪のご経験がないからでしょう。
大きな口をおたたきになる前に、なにかおやりになってみたら・・・”
手紙を読んだ彼は、ふとした気まぐれから、
自ら完全犯罪を計画し、仏像窃盗に乗り出すのだが、
神主、未亡人、化粧品のセールス・ガール、ドイツ人、犬・・・
などが登場し、予測不可能な事態へ追い込まれて行く!!!
犯罪者グループと探偵グループというキャラクターの対比関係が、
本当に物凄く巧いなぁ〜と思います。
ビックリ箱づくりと庭園づくり
神道と仏教
化粧品販売のセールス・レディと仏像を趣味とする古風な女性
・・・巧いなぁ〜、ホントに・・・。
また、犯罪“コメディ”小説なので、
読み終わった後、ほんわか清々しい愉快な気分にさせられるという、
まさに星 新一さんならではの傑作だと、今回改めて読みなおして感じました。
オススメです!!!!!!
今造ROWINGTEAM様、nice!どうもありがとうございます!!
by u_yasu (2010-11-23 00:26)
KOEELE_tokky様、nice!どうもありがとうございます!!
by u_yasu (2010-11-23 00:28)
懐かしいなあ~^^
もう、内容も忘れてしまってる・・。
今から読み返すと新鮮でしょうねえ♪
by つなみ (2010-11-23 08:39)
つなみ様、nice!&コメントどうもありがとうございます!!!
私も内容を結構忘れちゃってたんで、
新鮮な感じで、すっごく楽しめました♪
映画と同じで、本も、たまに読み返してみると、
読んだ当時は気がつかなかったことや、驚きがありますネ☆
by u_yasu (2010-11-25 01:59)
だみかん様、nice!どうもありがとうございます!!
by u_yasu (2010-12-03 01:42)