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『022_藤子・F・不二雄のまんが技法』 [・本]


藤子・F・不二雄のまんが技法 (小学館文庫)

藤子・F・不二雄のまんが技法 (小学館文庫)

  • 作者: 藤子・F・不二雄
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2000/03
  • メディア: 文庫



今回読んだのは、「オバケのQ太郎」・「パーマン」・「ドラえもん」などなど、
たくさんの人気まんがを世に送り出してきた藤子・F・不二雄さんの
まんが創作の秘密と極意に迫った本「藤子・F・不二雄のまんが技法」。

本書の中に、
・まんが作りは映画作りと同じだ
・たった一人の総合芸術「まんが」
という表現があるんですけど、

まさにその通りだなぁ〜と、
今更ながら、

まんが家さんたちの凄さを実感しました。

映画監督であり、
シナリオライターであり、
カメラマンであり、
編集マンであり・・・

やっぱり凄いです!!!

私はまんが家ではありませんが、
映像制作者としても、今回のこの本から学ぶべきことは、
非常に多かったと感じました。

ぜひ色んな方に読んでみていただきたい本です。
オススメです!!!

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p.27

「まんが」は、映画の手法を学ぶことで、
それまでの「まんが」にない表現方法を見つけました。

そして、それが現在の「まんが」の流行をも生み出してくれたのです。
「まんが」の勉強は「映画」の勉強でもあるのです。

p.36

「まんがノート」を作ろう

きみがいろんなことを空想したり、
感じたことを、その時どきに忘れずにメモするのです。

一日たつと一日分忘れてしまい、
一週間もたつと、全部忘れてしまうことにもなりかねません。
だから、すぐメモをとるようにするとよいでしょう。

p.94

子ども時代から映画が大好きだったぼくも、
映画館の暗やみの中で、「まんがノート」に、
名場面をスケッチしたり、名セリフをメモしたりしたものです。

今はレンタルビデオがあります。

おっくうがらずに名作から勉強してほしいと思います。

p.97

何度もくりかえしますが、
実際にたくさんの「まんが」を読み、
たくさんの映画を見ましょう。

そして、いい場面に出会い、感動したら、
そこが、どういう運びで演出されていたかを、
見きわめるのです。

いちばんいい勉強法です。

p.108

「人マネプラス自分の工夫」の積みかさねが、現在の文明社会を築き上げたのです。

p.118

話づくりの名人になるためには!?

1.誇張して考える方法
2.逆転してみる方法
3.比喩(たとえ。ほかにたとえること)を使ってみる方法
4.願望をアイディアに生かす方法
5.批判精神をアイディアに生かす方法

p.137

『論語』という中国の古い時代の書物に、
「心そこにあらざれば、視れども見えず、聴けども聞こえず」という一節があります。

高校時代に教え込まれて以来、未だに印象に残っていることばです。

p.140

おもしろい断片をたくさん持っている。〜
水面下の部分を持っていればいるほど勝ちということになるのです。

p.146

ごく日常的な常識も知識から、
かなり特殊な、一般にあまり知られていない専門的な知識、
新知識、珍知識、怪知識・・・などなど。

集めた知識は多いほど、
その範囲も広ければ広いほど、
作品作りには有利になります。

p.200

ただひたすら、
おもしろい小説を読み、
おもしろい映画を見、
おもしろい話を友だちから聞くのです。

旺盛な好奇心にものをいわせて、
外部からいろいろと取り入れるしかありません。
〜そうこうしているうちに、
自分のなかに、おもしろさの素のようなものがたまってきます。

p.208

四十歳を過ぎると、今までの経験などが武器になってくれても、
アイディアの出方などはおとろえてきます。

それをおぎなう意味でも、
できるだけ精力的に、
次つぎと作品を作り出していかなければならないと思うのです。

遠心力(自信)と求心力(劣等感)」!!

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私自身、まだまだ学ぶべき事、多いです!!!
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コメント 3

つなみ

創るということはとても大変ですが
楽しみながら出来ていくといいですネ^^
by つなみ (2010-06-12 09:24) 

u_yasu

つなみ様、nice!&コメントどうもありがとうございます!!!

そうですよネ♪

藤子・F・不二雄さんも、

描くぼくが楽しみ、
読んでくれる人も楽しむ、
そんな漫画がずっと
ぼくの理想なんだ。

とコメントされてました☆
by u_yasu (2010-06-13 22:23) 

u_yasu

KOEELE_tokky様、nice!どうもありがとうございます!!
by u_yasu (2010-06-13 22:24) 

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