『052_ 森瑶子が遺した愛の美学』：EPARU WORLD：SSブログ

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『052_ 森瑶子が遺した愛の美学』　[>小説・エッセイ] [編集]

森瑶子さんが遺した恋愛小説の中から、
愛に関する様々な名言を抜き出して1冊にまとめられたものです。

まあ、それぞれ小説の一文、
登場人物の言葉を抜き出しただけのものなので、
それまでの状況とか全体像が分からず、
ポン！っと言葉だけなんで、
それだけでは、共感できる言葉と
そうでない言葉ってのが、やっぱりありますね。

愛に関しては、やはり十人十色、
色んな考えがあるでしょうし・・・。

でも、色んな考え方があって当然でしょうから、
こういった本を読むのも刺激になります。

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夕陽が美しく感じられるためには、
心がいつもドキドキしていなければならない。
心をドキドキさせておくためには、恋をしなければならない。
『風のように』

恋愛は結婚までと区別をもうけているから、
大騒ぎになるのであって、
恋は一生のものと考えれば人生ははるかに楽しいし、
豊かなものになる。
『恋愛関係』

今の若い人たちは恋におちて、
苦しむということはあまり知らないのではないかと思う。
恋というのは元来、苦しみばかりが多いものなのである。
けれども、若い人たちが「痛み」を避けて通ろうとする姿勢に、
私は共感できない。
若い時に、苦しみの伴う恋をして、痛みをくぐりぬけなかったら、
その人は、殺伐とした砂漠みたいな人生を送るのではないかと他人ごとながら心配だ。
『別れ上手』

あなたは、まず自分を大切にすべきよ。
自分を愛することが出来れば、人を愛することに臆病でなくなるわ。
『砂の家』

帰り道はない。
戻って行く道など既にないのだ。
過去へ通じる道など、ありはしないのだ。
『愛の予感』

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