『019_筆談ホステス』

知人から勧められて買ってきた本です。

著者は、銀座でホステスをされている斉藤里恵さん。

本のタイトル『筆談ホステス』という、
見慣れない組み合わせ(筆談＋ホステス)に、
「？・・・」と思われる方もいらっしゃると思います。

このタイトルの意味、
著者である斉藤里恵さんのプロフィールを読むと分かります。

1歳10ヶ月で聴力を完全に失う・・・

耳が聞こえないというハンデをもろともせず、
筆談を通して接客業、銀座のホステスとして働いている方なんです。

だから『筆談ホステス』。

聴力を失ってから、
ホステスになるまでのことが1冊の本の中に、サラッと書かれていますが、
もちろん、1冊で語り尽くせる人生ではなかったと思います。

とにかく凄い方です。

ホステスとしてお客さんとどういったやり取りをしているのか？

いくつか実際のやり取りも紹介されているんですが、

耳が聞こえない分、
文字として書く言葉を物凄く大切にされていることが伝わってきました。

お客さんとのやり取りの中で、

里恵さんが好きな映画『カジノ』の中の、ロバート・デ・ニーロさんが言うセリフ、

「やり方は3つしかない。正しいやり方。間違ったやり方。俺のやり方だ。」

を例に使ったお客さんとのやり取りの話(p.205)や、

p.218
「人の夢と書いて、儚いとは言うけれど、 だからこそ人は、夢を次々に追い求めるのでは・・・。」
とお客さんを勇気づけた話など・・・

私自身、改めて、
そうだ！言葉には、こんなにも素晴らしい力があったんだ！！

と痛感させられました。

もっと言葉に、
気をつけなくちゃいけない。

と自分自身を振り返るキッカケを与えられた気がします。

筆談ホステス

• 作者: 斉藤里恵
• 出版社/メーカー: 光文社
• 発売日: 2009/05/22
• メディア: 単行本（ソフトカバー）

タグ：筆談ホステス 斉藤里恵

コメント 11

興味が湧きました！
言葉って、喋る言葉にせよ、書いた言葉にせよ、言霊（ことだま）が宿る感じがします。
大事に使わなければいけないですね。
by びっけ (2009-06-01 11:36) 

筆談で。すごいことですネ。
美しい大和言葉を、忘れないようにしたいデスネ＾＾
by つなみ (2009-06-01 14:11) 

びっけ様、nice!&コメントどうもありがとうございます！！！

そうですよネ！言霊（ことだま）が宿る感じがしますよね。

本当に、言葉は大事にしなければいけないなと
改めて感じました。

ぜひ、読んでみて下さい♪
by u_yasu (2009-06-02 01:13) 

つなみ様、nice!&コメントどうもありがとうございます！！！

筆談で、コミュニケーションを上手に行っている
斉藤里恵さんって、本当に凄い方だなと思います。

美しい言葉、
大切にしていきたいですネ！
by u_yasu (2009-06-02 01:16) 

接客で筆談、すごいですね。
読んでみたいです。
by ram (2009-06-02 09:58) 

ram様、nice!&コメントどうもありがとうございます！！！

本当に凄いですよね。

筆談で、しかも接客ですからね。
実際に斉藤里恵さんにお会いしてみたいです。

オススメですので、
ぜひ、読んでみて下さい♪
by u_yasu (2009-06-04 00:12) 

イリス様、nice!どうもありがとうございます！！
by u_yasu (2009-06-04 00:13) 

U3様、nice!どうもありがとうございます！！
by u_yasu (2009-06-07 20:41) 

テレビで見ましたが
本当に綺麗な方で努力もしててテレビ画面に食いついちゃいましたよ(^^;)
早く本読もうと思います☆

確かに言葉の大切さを改めて教えられました☆
by 茜 (2009-07-14 23:47) 

茜様、コメントどうもありがとうございます！！

わっ！
テレビでも紹介されていたんですね♪

言葉の大切さ、
考えさせられますよね☆

by u_yasu (2009-07-20 11:28) 

みちる様、nice!どうもありがとうございます！！
by u_yasu (2010-01-11 20:24)