「分かりやすい表現」の技術 [>デザイン]
他人に物事を伝えるということは、結構難しい。
映像制作の仕事をしていると、番組CM枠が15秒、番組内での紹介枠が1分弱でトータル1分15秒程度の時間であっても、クライアントさんからは、「こういったこともアピールしたいし、ロゴも入れて欲しいし、あっ、新製品が出ます!ってのもテロップで下に流してもらいたいな・・・」などなど色々な注文がくる。
で、言われた通りに制作すると、画面上には、ありとあらゆる情報が散乱し、観ている方は、どこを観ればいいのか分からないし、結局何も伝えられなかったという状況になってしまう・・・。
毎回、制作に時間がかかるのは、この部分。
最低限アピールしたいのは何なのか?伝えたい事は?
こういったことは、何もクライアントさんに対してだけという話ではなく、例えば、新入社員が入って来た時も、自分達が普段使ってる専門用語とかがそのまま伝わるかといったら、伝わらないわけで・・・。
社内文章にしても、何十枚ってレポート用紙を提出してくる人がいるけど、読んでみると同じことを書いていたり、文字の行間が詰まっていたり、前半と後半の話が矛盾してたりといったことがあります。
私自身、凄く気をつけてはいますけど、完璧ではないですし、これは失敗したなと思う事が、当然あります。正直、他人に物事を正確に伝えるというのは、凄く難しいなと、日々感じています。
そんな時に本屋で見つけたのが、「分かりやすい表現」の技術という本。
初版を見ると、1999年・・・。こんなイイ本があったとは・・・。
ようやく仕事もちょっと落ち着いてきたので、色々と本を読んで勉強して行こうと思う今日この頃なのでありました。
「分かりやすい表現」の技術―意図を正しく伝えるための16のルール
- 作者: 藤沢 晃治
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/03
- メディア: 新書
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