『スウェーデン式 アイデア・ブック』 [>デザイン]
仕事柄、こういった本はよく読む。
デザインの基礎ってのも大事だけど、企画案を考えるってのも仕事なので、発想の引き出しってのはそれなりに広げて行かなくては将来的にもやっていけないだろうし、年齢的にもその部分ってのは社内的にも社外的にも見られる部分だし、評価の対象にもなる。
若い人たちが出してくる企画と同じものを出しても良しとはならないのである。
まあ、そんな話はさておき、この『スウェーデン式 アイデア・ブック』はサラッと読める。
サラッと読めるが、実はサラッと読めない。
内容的に30の章に分かれているんだけど、ひとつひとつを真剣に考えながら読むと、とてもサラッとは読めない。
一度読めばそれで終わりといった本ではなく、定期的に自分の頭が固くなっていないか、発想が型にはまってきていないかとか自分の状態を見直すというか、点検するという意味でも繰り返し読んで行くべき本なのではないかと思いました。
北欧デザインのレベルが高いってのは、もうよく分かるけど、やはりこういった底辺に流れる発想の部分って所から意識の違いがあるんだなと久しぶりに刺激を受ける本に出会った気がしました。
デザインの仕事をしている方でなくても、楽しめる本だと思いますので、興味を持たれた方はぜひ、書店でパラパラッとページをめくってみていただきたい1冊です。
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