『204_アイズ・ワイド・シャット』 [>>オススメ(2010年)]
kenさんのレビューを読んで、また観なおしてみたくなったスタンリー・キューブリック監督の『アイズ・ワイド・シャット』。
1999年、劇場で観た時、いかに自分がこの映画のことについて何にも分かってなかったかということが、分かりました。
いやぁ〜、本当に参っちゃった・・・。
理性と本能の静かで激しい闘い・・・
仮面を付けて本能のままに行動する人々と、
仮面を脱いで互いの愛を確かめようとする夫婦の対比・・・
「私たち、大切なことをしなくちゃ。」
「ファックよ!」
このセリフにこの映画の全てが集約されているような気がしました。
洋服で着飾ったり、言葉で取り繕ったりは出来ても、
セックスという互いに、すべてをさらけ出す行為によってのみ、
はじめてお互いの全てが分かる。
そこには、自分の素の姿しかない・・・。
昔、ある哲学者も似たようなことを言っていた気がします。
仮面夫婦やセックスレスという言葉を周りでよく耳にする今だからこそ、
この映画で描かれていることが、分かるようになったのかも???・・・。
いや、本当はまだ分かっていない部分が沢山あるのかも???・・・。
ようやく『アイズ・ワイド・シャット』という映画に感覚が追いついて来たのかなぁ〜と思いながらも、また時間をあけて観なおしてみたいなと思わせられました。
『オールド・ボーイ』と一緒に、DVD買っとこ。
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つなみ様、nice!どうもありがとうございます!!
by u_yasu (2010-12-28 00:52)