『096/ポチの告白』：EPARU WORLD：SSブログ

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『096/ポチの告白』　[>>オススメ(2010年)] [編集]

ショップ: ぐるぐる王国　楽天市場店
価格: 3,192 円

物凄く重厚な社会派映画でした！！！

原案協力とスーパーバイザーを担当されたのは、
警察問題ジャーナリストとして活躍されている寺澤有さん。

実際に起きた警察犯罪事件に正面から切り込んだストーリーは、
映画として脚色されているとは思いますが、物凄いです。

真面目に働いていた一人の警官が、
昇進するにしたがって徐々に道を踏み外して行く姿・・・

『ポチの告白』・・・タイトルだけ読むと、ほのぼのとした犬の話？というような
印象を受けますが、この映画の”ポチ”とは、上司の命令に逆らうことが出来ず、
従うしかなかった人間のことを指しています。

『ゴッドファーザーPART3』の中で、マイケル・コルレオーネが語ったセリフを思い出します。

頂点に登れば、美しい世界が待っていると思っていたのに、
上がれば上がるほど、汚れている・・・どこまで続くのか・・・

そういえば、『Dr.パルナサスの鏡』の中でも、
テリー・ギリアム監督が鏡の中の世界で、
マフィアたちに「警察に入ろう♪」
「警官になったら暴力も銃を撃つのも自由だよ♪」というような
茶化した演出をされてましたけど、
こういった問題は、万国共通ってことですかね・・・

まあ、警官だって同じ人間ですからね・・・。

約3時間の映画でしたが、ラストまで物凄く引き込まれ、
観終わった後、色々と考えさせられました。

警察のあるひとつの側面を知るキッカケや、
メディアを含めた社会への問題提議にもなる、
素晴らしい映画だと思いました。

オススメです！